ぼくおとうさんだから

こんにちは、ちょびです。

 

うたのおにいさんとして有名な横山だいすけさんが歌う、「あたしおかあさんだから」の歌詞がネット上で批判されましたね。

 

あたしよりあなたのことばかり

 

世のお母さん方は、(本人が望むかどうかは別として)自分より子供のことを優先して生活している人が多いと思います。

私にも8歳と4歳の子供がいます。

妻も働いているので、妻と二人で時短を取って、保育園のお迎えや習い事の送迎をしています。

自分のしたいことは二の次で、まずは子供のこと。

時々、「俺にだってしたいことがある!」と思うこともありますが、そもそも子供が産んで欲しいと親に頼んだわけでなく、親が子供を産んだわけですから、自分の時間を子供に費やすのは仕方のないことだと思っています。

仕方のないことですが、それを他人から「親だから当たり前」と言われ、自分の好きなことをすると「子供が可哀想」と言われると、かなり凹みます。

親も人間ですし、親年齢は上の子と同じですから、基本はどこまでいっても「初めての○歳の親」をやっています。

そして、子供は言うことを聞きませんし、子育てはうまくいかなことだらけです。

「殴ってやろうか!」と本気で思うこともありますし、大きな声で怒鳴ることもあります。そのたびに「自分はダメな親だ」と自己嫌悪です。

幸い、職場は私が子育てを優先することに理解を示してくれて、急な休みなども対応してくれます。もっとも、今は降格してるから色々と余裕があるだけで、もし役職復帰したらどこまでできるのか、という不安はあります。

イクメンという言葉がだいぶ認知されるようになってきましたが、まだまだお母さんの方が家事も育児も負担が大きいのが現実です。

職場での理解も進んできましたが、父親が急病の子供を迎えに行くことにいい顔をしない上司も少なくないです。

時短を取ればなかなか仕事の実績は上げられませんし、残業に制限があれば出世にも響きます。

家庭か仕事か、正社員かパートか、母親が長い間悩んできた問題に、やっと父親達も気づきだした。それが現状ではないかと思います。

子供を第一に考えて、お金も時間も思考も全部子供優先して、それでも思い通りにならない子育てに、最近は「???」となることも多いです。

 

自分は本当は何がしたかったのか?

これは本当に子供のためになるのか?

 

大げさな話、自分の生きる意味すら見失いそうな毎日に、ため息と不安と退屈しかない毎日に、時々何もかも投げ出したくなります。

それでも、子供達の寝ている様子を見ると、少しだけ気持ちがラクになるから不思議です。

お父さんも決して悪いものではないのですが、お母さんと子供はお互いに相思相愛だけど、ちょっとだけ視線の外にいるお父さんは、少しだけ寂しいです。